「次世代表現者たちの小魚群を目指して」と書いてあります。イクトゥス・プロジェクトの2012年以降のキャッチフレーズです。

ΙΧΘΥΣ PROJECT(イクトゥス・プロジェクト)は、学術研究と芸術活動にかかわるアクチュアルな運動体として構想されています。具体的には、「21世紀のクリスチャン・ミュージック」を中心としつつも、「音楽」というジャンルにとどまらず、「文学」・「哲学」といった言語表現にいたるまで、“次世代の芸術表現のあり方”を再-構築することを目的としています。

2010年代、私たちが生きているこの世界は、貧困と格差の拡大、テロリズム=遍在化する暴力、あるいは、日本国内で生起した3.11の未曽有の天災、原子力事故の現実化などを通して、ネーション・国家・グローバル資本主義が抱える数々の弊害が顕在化している時代だといえます。このような状況にあって、国際情勢、あるいは日本国内で起こっている悲劇に目を背けたまま経済的な繁栄を謳歌することは、もはや許されないと思います。

以上の前提に基づき、私たちは、「表現者=オピニオンリーダーとしての責任=応答可能性(Responsibility)」を自覚し、「他者にメッセージを伝えること」をミッションとして位置づけています。また、それを実現するための手段として、インターネット時代のソーシャルメディア/ネットワークの有効性を最大限に活用することにより、表現者と聴衆の双方向的な「エクレシア」(=「集まり」の意)をかたちづくることを目指しています。

プロジェクト設立趣意書  2011年6月21日  倉井 香矛哉   



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 ※イクトゥス・プロジェクトは、内村鑑三に連なる無教会を中心とする脱教派の集まりです。







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